TOP対談 【対談】ネイルズサイエンス社長 ✕ 爪の専門医 『医療としての爪、ビジネスとしての爪 』のこれから 山口先生、本日は貴重なお時間を頂戴いたしまして有難うございます。 山口先生の『爪と皮膚の診療所 形成外科・皮膚科』は大変な人気で、順番待ちでなかなか予約がとれないとおうかがいしています。日々の診察だけでも相当なお忙しさだと推測いたしますが、その合間をぬって全国の講演活動にも飛び回られていますね。弊社でも毎年お願いしており、「専門的なのに楽しくて解りやすい」と毎回 好評を博しています。 そのようにお忙しい山口先生は、一方で大変な多趣味でも有名でいらっしゃいます。音楽活動やキャンプなど、精力的に活動されていますが、一体どのようにして時間を捻出されているのか、以前から一度お尋ねしてみたいと思っていました。 小島社長、本日はお声がけいただきありがとうございます。社長は今日もオシャレにきまってますね! そうですね。おっしゃる通り、毎日忙殺されています。一日に70名ほどの患者様を診察をしますが、どんなに頑張っても一日に診ることのできる人数は限定されます。お待ちいただいている患者様の事を思うと心苦しい限りです。しかも、多くの患者様に遠方からお越しいただいています。たしかに、私は医師としては大変忙しくあるのですが、その分 休日には全力で趣味に没頭します。トランペットは学生時代からずっと続けているんですよ。年に数回はバンドのメンバーとしてライブハウスなどで演奏します。バンドのメンバーとも長い付き合いで、本当に気の置けない仲間という感じです。 キャンプにはもう5、6年前からすっかりはまってしまって、時間が許す限り森や山で過ごしています。凝り性なので、何事もとことんです! 周りからは「そんなにいろいろやって疲れるだろう?」と言われるのですが、むしろそれが私の医師活動の原動力となっています。休みの日にはしっかりと充電して、休み明けには意気揚々と診療所に戻ってこれるわけです。 『爪専門医』はほとんどいない お褒めにあずかり有難うございます。おしゃれをするのは好きですね。自分の好きなものを身に着けると身も心も引き締まります。私などは古いタイプの人間なので、山口先生とは反対に仕事をしていないと落ち着かないのですよ。仕事が趣味のようなものです。休みの日も一人オフィスで仕事をしています。今どきこういうのは流行らないのでしょうけれど。 ところで、患者様が遠方からわざわざやってこられるということですが、それはつまり、それだけ真剣に爪でお困りの方が多いということですね? ええ、その通りです。ひと昔前は “たかが爪” という認識があったのではないでしょうか。爪を治療するという意識は薄かったように思います。今はだんだんと爪の治療という認識が高まってきましたが、残念ながら爪をあらゆる方向から専門的に診察できる医師は希少です。 私どもの『爪と皮膚の診療所 形成外科・皮膚科』は病院の名前からしても、爪で困っている方に爪専門部門を有するクリニックだと判りやすいようにしています。爪で本当に困っていらっしゃる方は多く、悩んで悩んで、探して探して私の元に辿り着く方が多いのです。ですから、どんなに遠くても通ってこられるわけですね。 爪分野に関して言えば、まだまだ他分野に比べ医療は立ち遅れていると言えます。充分な専門知識を持った医師が少なすぎるのが現状です。 本当に手術はしない方が良い? つまり、山口先生はその『爪医療』のまさに第一人者であり、牽引者と言えますね。その点においては、株式会社ネイルズサイエンスも『巻き爪補正技術』の第一人者であり、牽引者であると自負しておりますので同士といえますでしょうか。山口先生は、検証のためご自身でご自身の爪の手術を行われたそうですが・・・ いわば爪医療界の赤ひげというか、とうてい普通の人には真似できないことです。 子供のころから、興味がわくととことん突き詰めてみないと気が済まない、何でも自分でやってみて納得しないと気が済まないのです。 手術に関しては、何の問題も不便もなかったです。強いて言えば、1週間ほど湯船につかれなかったことくらいですね。 おかげで、正しく手術をすれば何も問題はないと実証できました。 一般的に手術による方法は敬遠する方も多く、皮膚科では「手術をするとひどいことになりますよ。」と言われることもあります。きれいに治す手術のやり方は、形成外科の分野で存在します。スポーツをされる方では、手術をするとその後の競技に支障が出る、と考える方もいらっしゃいます。けれど、実際にはそのようなことはありません。私自身も巻き爪になった経験があるのですが、半年間治らなかった爪が、手術をして治ったという経験があります。手術か矯正かは爪の状態によるのですが、患者さんのニーズに合わせた、適切な治療をおこなうことは可能なのです。 爪診療には『皮膚科・整形外科・形成外科』全ての知識が必要 爪といっても、皮膚科に行けばいいいのか?それとも整形外科なのか? 皆さん迷ってしまわれるようですね。 株式会社ネイルズサイエンスがサポートする『ペディグラスの巻き爪補正サロン』にも、「そちらで対応してもらえるのですか?それとも皮膚科ですか?整形外科ですか?」というお問い合せが毎日のようにあります。また、「皮膚科や整形外科で診てもらったがどうにもならなかった」「何度手術しても一向に良くならない」というお悩みのお客様が日々訪れられます。その事実から鑑みても、他の医療分野に比べると、爪に関する医療は立ち遅れているのだということがよくわかりますね。 爪の疾患といえば皮膚科と考える方も多いかもしれませんが、爪は皮膚だけでなく、歩き方や骨にも関連する根の深い疾患でもあり、皮膚科、整形外科、形成外科と広範囲に渡る知識が必要なのです。 私は形成外科では外科的な治療法を学び、皮膚科では切らずに治す治療、つまり、一見相反するように見える治療を学びました。足に関しては整形外科の知識も学びました。爪のために形成外科の専門医を取得、その後、皮膚科の勉強をして、整形外科で学んで、また他のところで修行を重ねて。これほど爪に特化して研究をしているのは、日本でも私くらいかもしれません。当院では、さまざまな観点から相関的に爪についての検査と診察をおこない治療できます。私どもの診療所が、停滞している日本の爪医療に一石を投じる存在となって、日本の爪医療を進展させていければと願っています。 爪ビジネスは発展途上、市場規模は莫大 医療としての『爪』分野は、まだまだ幕を開けたばかりということですね。これから山口先生のような『爪オタク』、いや、過去の常識や業界の権威に固執しない新たなチャレンジャーを迎えて、爪医療は飛躍的に前進していく予感がしています。私たち企業としての『爪ビジネス』も需要がますます増大しています。成人の4人に一人は爪に何だかの問題をかかえているとのデータもあります。ですが、医療同様、『爪ビジネス』に関してもまだまだ開拓途上です。日本で市場が成熟しているのは、ネイルサロン等の美容分野のみで、手付かずの『爪ビジネス』の市場規模は数千億円も数兆円とも言われています。特に巻き爪補正の分野は、最も早急な展開が求められます。最近は、日本はもとより海外からもよく問い合わせが入りるようになりました。 今、私たちネイルズサイエンスは『先駆者としてその技術を世界中に広めていかなければならない』という気持ちを新たにしています。一人でも多くの爪でお悩みの方に公正に技術を提供できるよう、世界中にそのシステムを構築していかなければなりません。 その上で、山口先生のような方にお力添え、ご協力いただけることは本当に幸運なことです。 どうか、これからもよろしくお願いします。 爪と皮膚の診療所 形成外科・皮膚科院長 山口 健一■ホームページへ 株式会社ネイルズサイエンス代表取締役 小島 浩義 Tweet Share Hatena RSS feedly Pin it 記事のタイトルとURLをコピーする 投稿者: nails-scienceTOP対談, ストーリー